Case Studyイベント・ドキュメンタリー
タカサキシティバンド / 群馬
高崎まつり 2025 イベント映像
Challenge
課題
高崎まつり当日のライブ映像を撮って、YouTube に投稿したい——タカサキシティバンドさんからの、そんなご相談でした。地域に根ざして活動されているバンドにとって、お祭りのステージは一年でも特別な舞台です。ただ、こうした当日の映像は「誰に届けるか」が決まっていないことも多く、今回もまずはそこからのスタートでした。お祭りやライブの記録映像は、撮ったまま並べると、その場にいた人の思い出をなぞるだけの内容になりがちです。会場の熱気や夏の空気は、実際にはカメラの前にあったはずなのに、画面の中ではどこか平坦に見えてしまう——そこをどう扱うかが、この一本のテーマでした。
Approach
アプローチ
既存のファンの方だけでなく、たまたまタカサキシティバンドさんを知ってチャンネルを訪れた方が、「来年は実際に行ってみたい」と感じられる——そんな着地を、私自身でターゲットとして置きました。そのうえで一番こだわったのが、カラーグレーディング(色作り)です。当日の様子をそのまま見せるのではなく、夏祭りという場の雰囲気や、その日の印象そのものが画面から伝わるよう、色合いを丁寧に整えていきました。色は、情報としては映らないものを伝えてくれる要素だと考えています。ステージの光、夕暮れの空気、人の高揚感——言葉や字幕で説明しなくても、色のトーンが揃っているだけで、見ている人は「楽しそうな場所だ」と感じ取ってくれます。記録としての正確さよりも、その日の温度感が残る方向に寄せた仕上げです。
Result
成果
高崎まつりでのライブ映像として、YouTube で公開・活用いただきました。バンドさんの活動を知ってもらう入り口として、また、お祭り当日の空気を残す一本として、チャンネルに並べていただいています。
Highlight
同じ当日の素材でも、「記録として残す映像」と「行ってみたいと思ってもらう映像」では、仕上げの起点が変わります。この案件では後者に寄せ、色作りで夏祭りの雰囲気そのものを届けることを軸にしました。ライブやイベントの映像は、出来事を並べるだけでなく、その場の温度をどう残すかで印象が大きく変わると考えています。
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